
セミナーやイベントの開催にあたって動画作成をしたいけれど、費用や相場ごとの特徴が分からず悩んでいる人もいるのではないでしょうか。この記事では、セミナーやイベントの動画撮影に必要な費用や、費用や相場での注意点について詳しく紹介します。また、価格帯別にどんな動画を作成できるのか解説するので、ぜひ参考にしてください。
セミナー・イベントの動画作成に必要な費用は?
セミナー・イベントの動画作成に必要な費用は、55万円程度が相場です。しかし、実際にかかる費用は規模や内容によって大きく異なります。そのため、コンセプトや希望する価格帯に合った内容で検討することが大切です。まずは動画作成にかけられる予算を明確にして、その予算に合わせて作成するのがおすすめです。以下で、セミナー・イベントの動画作成にかかる費用の内訳を見ていきましょう。
撮影費用
撮影費用は、カメラの台数やカメラマンの人数によって異なります。セミナー・イベントの規模が大きくなればなるほど、費用が多くかかるでしょう。カメラ1台・カメラマン1名では約5万円、カメラ2台・カメラマン1名で約10万円、カメラ3台・カメラマン2名で約25万円が相場です。また、カメラマンや機材の質によっても費用は異なります。小さい会場ならば最低限の機材で済みますが、会場が大きくなると高性能な機材が必要になるため、撮影費用も上がります。
動画編集費用
セミナー・イベントで撮影した動画を制作・編集し、テロップやアニメーションを追加して動画を仕上げます。動画編集費用は、動画の長さやテロップの有無によって変動します。凝った内容を希望する場合は、多くの費用がかかることでしょう。一方で、動画を編集せずそのまま配信するなら、費用を抑えられます。動画編集を依頼する際は、どのような編集をするのか明確にすることで、必要な費用を提示してもらえます。
会場費用
多くの参加者が見込まれる場合は、ホールを会場とする場合もあることでしょう。ホールの利用料は、ほかの会場よりもコストがかかります。大規模なホールでは、40万円以上かかる場合もあります。多くの収容人数は必要ない場合は、貸し会議室やセミナールームなどを利用するのが一般的です。これらの場所を利用することで、会場費用を大幅に削減できます。また、ウェビナー形式にすれば、そもそも会場費用を支払う必要はありません。
費用・相場で注意したい点とは
ここからは、セミナー・イベントに向けた動画作成の費用相場にまつわる注意点を紹介します。音にこだわるのか決めておく
セミナー・イベントの動画作成は、映像よりも音声が重要です。音をきれいに拾い、参加者の声や会場の雑音に混ざらないようにすることで、動画の質が上がります。テロップによって音の聞こえにくさを補填することも可能ですが、最近では動画を聞き流す人も多いため、音の質が重要視されやすいです。そして、音にこだわる場合は音響スタッフが必要です。これについても、スタッフやアシスタントの人数によって費用が異なります。
ライブ配信をすると費用が変わる
セミナー・イベントの動画作成費用は、ライブ配信をするのか、撮影した映像を編集して後日配信するオンデマンド配信なのか、あるいはその両方なのかによって費用が異なります。ライブ配信の代行を業者に依頼すると、追加料金が発生します。動画作成費に加えて、会場費やライブ配信費用が発生することを理解しておきましょう。どんな動画を作成できる?費用別に解説!
最後に、具体的にどんな動画を作成できるのかについて費用別に解説します。5~15万円
5~15万円の場合は、1台のカメラを固定し、登壇者1人で配信用の動画を作成することが可能です。塾講師による授業や、無観客で行うウェビナーのように、カメラを固定して撮影されます。自社で撮影を行えば費用を抑えられるうえに、凝った編集をしなければ短い納期で作成できることでしょう。この価格帯は、できるだけ費用を抑えて配信専用の動画を撮るのに適しています。
15~30万円
15~30万円は、セミナー・イベントの動画の依頼をする一般的な価格帯です。セミナーやイベント会場を借り、講演する様子を撮影します。無観客のセミナーではなく、観客を集めてセミナーを撮影します。カメラは、会場の様子と登壇者を撮影する用の2台を用意し、カメラマン1人にアシスタント1人が付くのが基本です。動画にはナレーションやBGM、写真、資料などを差し込むことも可能です。
作成期間については、編集箇所が多くなるため1か月程度かかります。音にもこだわりたい場合には、追加で機材が必要になるため50万円程度かかることがあります。